橋りょう補修・補強工事
剥落防止工事
コンクリートは、さまざまな要因により劣化や損傷が進み、剥落したコンクリート片が落下し、第三者災害を引き起こす恐れがあります。 剥落防止工事は、そのような危険要因を含むコンクリートの剥落を未然に防止するため、コンクリートの耐久性を高める工事です。 剥落防止工法として、樹脂性塗料等を塗布する方法や塗料と繊維材を組み合わせた方法、FRP製等のメッシュを使用し物理的に遮断を行う方法などがあります。各工法で施工性に特徴があり、現場の状況に応じて施工方法や材料の選定が必要になります。
取り扱いが容易で、早く、安全にコンクリ-ト構造物の補修を行うことができる劣化コンクリ-トの剥落防止工法です。
ネットバリヤー工法(C2)は、無機質のポリマーセメントモルタルを用いて、連続繊維シートを接着する鉄筋コンクリート構造物および煉瓦構造物の剥落防止工法です。
NETIS TH-030013
- QーR工法(Q-R工法協会加入)
- FRPグリッド工法(FRPグリッド工法研究会加入)
- リフリート工法(リフリート工法協会加入)
- ボンド KEEPメンテ工法VM–3工法
- RTワンガード工法

炭素繊維補強工事
車両荷重の増加や耐震性能の向上への対応が要求されている橋梁や配水池などでは、従来の鋼板巻き立てやコンクリート増し打ち工法に比べて、荷重の増加や外形の変化がほとんどなく、施工が簡便な炭素繊維シートによる補強工法の適用が増えています。 鉄より強く、アルミより軽い炭素繊維は、飛行機、自動車やコンクリート構造物まで、幅広い分野で構造材の補強に用いられています。


CFアンカー
CFアンカーは、束ねた炭素繊維の端部を扇状に広げて炭素繊維シートに接着します。 柱等に壁が付いている場合に、分断された炭素繊維シートにCFアンカーを挿入して、分断された炭素繊維シートを繋ぐことによって一体型の補強層を形成します。


塗替塗装工事
鋼構造物は、一定周期で鋼材の保護、美観維持の観点から、定期的な塗り替え塗装が必要になります。 既存塗膜の除去から、塗替塗装までの施工を一括管理し施工します。
湿式塗装剥離剤
鉛等有害物質を含む塗料の場合、乾式(サンダーケレンやブラスト)での剥離作業は鉛中毒や周囲の環境汚染を引き起こす可能性があります。 粉塵の発生を抑え、鉛中毒になる危険性を最小限に抑えるため、湿式剥離剤を使用し既存塗膜を剥離、回収します。 既存塗膜と剥離剤の適合性を確認するため、試験施工の上、最適な剥離剤を選定します。


耐震補強工事
耐震補強工事については、法令が示す技術基準が設けられていますが、基準制定前に施工した構造物については、現在の基準を満たしていない構造物も少なくありません。 橋梁等に目を向けると、さまざまな耐震補強を行う必要がある構造物が現存しています。
落橋防止装置


横変位拘束構造


その他工事
その他コンクリート構造物に関する補修工事も施工します。
支承取替

伸縮装置取替
